眞/名古屋駅前
私はクラシックなものを好むので、フレンチにしろ和食にしろ伝統的な調理を好みます。従って和洋折衷というか、今どきな感じのお店はあまり好きではないのですが、諸事情により和食×イノベーティブフュージョンを売りにされているお店にお邪魔しました。
今どきの和食屋スタイル。
割烹形式で、個室もあり。奥の方にはテーブル席も。
素材を羅列する、これも今どきのスタイル。
サービススタッフは、バイト丸出しの若い女の子。
まずはシャンパンを頼むも、注ぎ方は完全に素人です。
まあ、普通。
冷製のお吸い物。これは全然美味しくない。
同じ名古屋でも、壺中天のキャビアとは雲泥の差があります。
鮎魚女と雲丹、イチゴのソース。
苺って美味しいよね。苺以外は意図がよくわからなかった。
雲丹単体で食べたい。
アスパラの下にはインゲン豆とゴルゴンゾーラ。黒いソースはゴマ。
お好みで黒ゴマのソースを付けて、とのことですが付けないで食べるとゴルゴンゾーラの味が強く、付けるとゴマの味しかしない。
アスパラとカラスミの存在意義がわからない。
ところでグラスワインは1600円前後と高めですが、女の子に好みを伝えるとなかなか良いものを持ってきてくれる印象。
注ぎ方は素人ですが、その分?なみなみと注いでくれます。
スペシャリテという鰻。下にべったら付け、マンゴー、フォアグラ、ヨモギ麩。
端から海苔で巻いて、手巻きずしのようにして食べます。
これはさすがに美味い。これだけ食べに来たい。
揚げ物はヨーグルトのソース。
なるほど筍とヨーグルトのソースは抜群の相性ですが、金目鯛は・・・
蟹と甘夏、そら豆、グレープフルーツ。
これは正直に言って不味い。
これは美味いが、これなら牛じゃなくてオマールエビ食べたほうが良いよね。
土鍋ご飯は美味しく、おかわりも可能です。
ところで、別のお客さんに土鍋ご飯を提供するときに、新しい土鍋ご飯を見せて、その後実際には私に提供したものと同じ土鍋からご飯をよそっていたのが気になりました。
まあ、別に直接口をつけて食べているわけではないので問題は無いのでしょうが、見せるものと食べるものが別というのは少し気になります。
その点、仙台の日本料理e.はそれぞれのお客さんに専用の土鍋で提供してくれ、余ったらおにぎりにして持ち帰りできるというのは非常に良いシステムだな、と再確認。
デザート一品目は土鍋のショックで撮り忘れ。
生春巻きが美味しかった。今日一番美味しかったかも。
お茶菓子はずんだ餅。ずんだが嫌いなのでノーコメント。
お茶は特に選択肢はなく、和紅茶が提供されます。
フロリレージュでも見かけたな。和紅茶。流行りなのか。
ちなみにトイレはビルの共用トイレであり、店から出て少し歩いたところにあります。食い逃げされないか勝手に心配になります。
お会計は一人当たり2万弱くらい。まあ、費用対効果という点では満足。
土鍋ご飯はその後他のお客さんにも見せご飯として使っていたので、その点だけ気になりました。