シェ イノ Chez Inno/東京 京橋/ディナーコース
京橋にあるフランス料理の名店
シェ イノに行ってきました。
創業30年以上となるフランス料理の老舗です。
オーナーシェフは井上 旭(いのうえ のぼる)さん。
まだフランス料理が日本で一般的でない1960年代に欧州に渡り修行。
以下HPからの引用です。
Noboru Inoue / Owner Chef
1945年 鳥取県に生まれる。
21歳で渡欧。スイス、ドイツ、ベルギーを経て、フランスの三ツ星レストラン トロワグロ、パリのマキシムで修業する。
1972年に帰国。
31歳で銀座レカンの料理長として腕をふるう。
1979年に京橋ドゥ・ロアンヌを開店。
1984年に京橋にオーナーシェフとしてシェ・イノを開店。
以後、
1995年に渋谷 マノワール・ディノを開店。
2004年に恵比寿 ドゥ ロアンヌを姉妹店としてオープン。
2004年12月、京橋シェ・イノが引越し、新たにオープン。
2010年 日本橋ポンドール・イノをオープン。
2007年に、ボルドーのコマンドリー、フランス農相の農事功労賞、日本の「現代の名工」を受賞。
東京サミット、京都銀閣寺、奈良薬師寺など、歴史的なイベントでも料理・サービスを担当し、いずれも大成功を納めている。
親分肌で義理人情に厚く、全国に門下生たちが活躍している。
常にフランス料理の未来をみつめ、伝統の上に立った創造性あふれる料理を追及している。ハウス食品のコマーシャルにも度々、出演。
本も出ています。
実はこの本を読んで、行ってみたい!と思ったのが今回のきっかけでした。
玄関。この時点でいい雰囲気。
内装も豪華。白いクロスがまぶしい。
カトラリーも美しい。
ディナーは16,200円と21,600円のコースから選択。
もちろんグランメゾンですから、コース内容の相談にも応じてくれます。
前菜 黒トリュフのピューレをかけた温度玉子
トリュフの香りがすごい。
好きな食材ではありませんが、これほど美味しいトリュフは初めて食べました。
前菜 手長エビとキャビア、ホワイトアスパラ
このホワイトアスパラがすごい。
確かロレーヌのものと言っていたと思いますが、コシというのか、歯ごたえが素晴らしい。初めて食べる食感と味です。
キャビアも当然ながら美味しい。
フォアグラのキャベツ包み。
ソースが素晴らしい。
舌平目のブレゼ “アルベール風”
Albert
マキシムの名給仕長の名にちなんだ、舌平目や平目に用いられるソース。
シャンピニョンとエシャロットを炒めた中にノイリー酒を加えて煮詰め、魚のだし汁に少量の フォン・ド・ヴォー を加えたもの(場合によっては ポルト 酒やコンソメが加わる)。
「シェ・イノ」井上旭のスペシャリテ、「 ソール・アルベール 」の舌平目料理に用いられている。
また、イギリス風のソースで、コンソメに西洋ワサビやマスタードなどを加えたものという意味もある。この場合のアルベールはイギリスのヴィクトリア女王の夫君の名。
仔羊のパイ包み焼き“マリア カラス風”
もう伝説的な料理が多すぎて、説明しきれません。
が、食べた感想としては思ったより普通。
美味しいですが、感動的というほどではありません。
チーズはワゴンから好きなだけ選べるスタイル。
デザートもワゴンで。
デザートに関しては特に感動はなく、一般的なおいしさでした。
総評:伝説の名に恥じぬ美味しさ。感動した!
滅茶苦茶美味しいです。
今まで自分が食べていたフランス料理というものの概念をぶち壊されるほどの衝撃を受けました。
いわゆる伝統的、クラシックなフランス料理であり、ソースがすごい。
定期的に通ってベンチマークとしたい名店です。
入口にバーカウンターがあり、シガーもあるようですので次回はチャレンジしたいと思います(笑)
OMJ points 95/100
今まで食べたフランス料理の中では一番美味しい。
ワインペアリングと合わせて一人50,000円くらい。
しかし値段に見合う美味しさでした。
中途半端なレストランに2回行くくらいなら、是非こちらをお勧めします。
私はフランス料理の概念が変わりました。
お店では料理の写真集も売っています。
運が良ければ井上シェフのサインが貰えるかも?